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AGA治療とヘアカラー・パーマは両立できる?知っておくべき注意点

AGA治療を始め、未来への希望が見えてきた。 しかし、同時にこんな悩みが頭をよぎることはありませんか?

「治療中は、ヘアカラーやパーマは諦めるしかないのだろうか…」 「ただでさえデリケートな頭皮や髪に、さらにダメージを与えてしまうのでは?」

こんにちは、アタマジです。 あなたの「薄毛の悩みを解消しつつ、髪のおしゃれも楽しみたい」という気持ち、非常によく分かります。それは、ウェルネスを追求する上で、とても自然な欲求です。

結論から申し上げましょう。 いくつかの重要な注意点を守れば、AGA治療とヘアカラー・パーマの“両立は可能”です。

この記事では、まずAGAとヘアダメージの根本的な違いを解説し、その上で、あなたが安全におしゃれを楽しむための「5つの鉄則」を伝授します。

まず理解すべき大原則:AGAと「髪へのダメージ」は別問題

多くの方が誤解していますが、ヘアカラーやパーマが、AGA(男性型脱毛症)そのものを直接的に進行させることは、基本的にありません。

なぜなら、両者は全く別のレイヤーで起こっている問題だからです。

  • AGA: 男性ホルモン(DHT)が原因で、**毛根の奥深く(体内)でヘアサイクルが乱れる症状。
  • ヘアカラー・パーマによるダメージ: 薬剤が、すでに生えている**髪の毛の表面(キューティクル)や、頭皮(皮膚)**に作用し、物理的・化学的なダメージを与えること。

例えるなら、AGAが「木の根っこ」の問題だとすれば、カラーやパーマは「木の幹や枝」へのダメージです。幹や枝にダメージを与えても、根っこが枯れる直接の原因にはなりません。

しかし、土壌である「頭皮」に強い刺激が加わったり、ただでさえAGAで細くなっている髪(枝*にダメージが加わったりすることで、切れ毛や頭皮トラブルを引き起こす可能性は十分にあります。だからこそ、「注意点」が必要なのです。

【実践編】安全におしゃれを楽しむための「5つの鉄則」

鉄則①:治療開始直後や、頭皮に異常がある時は避ける

AGA治療を開始して1〜3ヶ月は、初期脱毛などで頭皮環境が不安定になりがちです。また、外用薬のミノキシジルを使い始めたばかりの時期は、かゆみやかぶれが出やすいことも。まずは治療に専念し、頭皮の状態が安定してから、カラーやパーマを検討しましょう。

鉄則②:必ずプロ(美容師)に相談し、事情を正直に伝える

これが最も重要です。 予約時やカウンセリングの際に、正直にこう伝えましょう。 「今、AGAの治療中で頭皮が少しデリケートなので、できるだけ負担の少ない方法でお願いします」 プロの美容師であれば、この一言で全てを理解してくれます。頭皮を保護するオイルを塗ってくれたり、刺激の少ない薬剤を選んでくれたりと、特別な配慮をしてくれるはずです。

鉄則③:薬剤を頭皮に直接つけない技術を活用する

美容院のテクニックとして、カラー剤などを頭皮に直接つけず、根元から数ミリ離して塗布する**「ゼロテク(ゼロテクニック)」**というものがあります。これをリクエストするのも非常に有効です。

鉄則④:外用薬(ミノキシジル)の使用タイミングに注意

もしあなたがミノキシジルの外用薬を使っている場合、カラーやパーマの施術当日は、その使用を一度お休みしましょう。薬剤で刺激を受けた頭皮に、さらにミノキシジルを塗布すると、かぶれなどのリスクが高まります。施術の前後24時間程度は、使用を控えるのが安全です。

鉄則⑤:施術後のホームケアを徹底する

カラーやパーマ後の髪と頭皮は、非常にデリケートな状態です。

  • シャンプー: 洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプーで優しく洗う。
  • トリートメント: 髪のダメージを補修するトリートメントを必ず使う。
  • 保湿: 頭皮も乾燥しやすいため、頭皮用の保湿ローションなどを使うのもおすすめです。

まとめ:正しい知識で、治療とおしゃれを両立しよう

  • ヘアカラーやパーマが、AGAそのものを直接進行させることはない
  • ただし、頭皮や髪へのダメージはあるため、注意深いケアが必要。
  • 最も重要なのは、美容師に「AGA治療中」であることを正直に伝え、プロの技術を頼ること。
  • 施術当日のミノキシジル外用薬の使用は控える
  • 施術後の丁寧なホームケアが、その後の髪の状態を左右する。

AGA治療は、あなたの自信を取り戻すためのものです。その過程で、髪のおしゃれという自己表現を完全に諦める必要はありません。

正しい知識を身につけ、専門家である医師と美容師を賢く頼ることで、あなたは治療の成果を最大化しながら、自分らしいスタイルを楽しみ、より豊かな人生を送ることができるのです。

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